鉄道模型に欠かせない樹木の作り方とは

樹木

鉄道模型の制作において建物や橋などの人工物を添えたり、街道や野山に樹木を並べたりすることも楽しみの1つと言えるでしょう。ジオラマに樹木があると自然の風景が再現できて、鉄道模型に花を添えます。
樹木はジオラマセットに付いている既製品を使っても良いのですが、針金やスポンジを使って自作することもさほど難しくはありません。樹木の作り方のうち、茶色の細いワイヤーを7本ほど束ねてねじり、緑のスポンジを先端に付けていく方法が最も簡単な方法です。

100均に売っている茶色のワイヤーを長さ約20センチに切断し、7本くらいまとめて先端からおよそ5センチの部分からねじっていき、幹の部分を作ります。7センチ程度残してねじり終わったら、残り7センチの部分を傘のように広げましょう。これが枝の部分になります。広げた枝の部分は先端を4センチほどカットして短くします。これだけだと枝が元の7本くらいしかないので、切り落としたワイヤーを枝に巻き付けて枝分かれを作っていきます。

多数の枝分かれができて、樹木らしい体裁ができてきたら葉を付けましょう。葉は緑のスポンジを細かくちぎったものを使います。フォーリッジや目が細かく硬めのウレタンフォームがおすすめです。量が多い場合、手でちぎったり大根おろし器で削り落としたりするのも大変な手間ですので、ミキサーにかけて一気に粉砕すると良いでしょう。細かく粉砕できたら着色します。着色料の色については、緑に黒をちょっと混ぜて濃緑色にした方がリアルな感じを出せます。ボウルに入れた水溶性のアクリル塗料に水とボンドを混ぜて、粉砕したスポンジを浸します。そっとこねて塗料をしみこませ、軽くしぼって3日ほど乾燥させましょう。
乾いたスポンジを適当な大きさにちぎって枝の先にボンドで接着すれば、樹木の完成です。
根っこの部分のワイヤーを広げて支えにすると、地面に立てることもできます。