鉄道模型を無線制御で走らせることの魅力とは

パンタグラフ

電力で走行するタイプの鉄道模型はスタンダードなものだと電源から操作をするパワーユニット、そして電気を鉄道模型本体に供給するレールまでが有線でひと繋がりになっています。そのため、操作をする場所はコードの長さが許す範囲内に限られ、もし別の場所で操作をしたい場合は延長コードが必要になってきます。しかし、ジオラマ風に仕上げていたり、規模が大きい場合はコードが引っ掛かるリスクが高くなります。
そんな問題を解決できるのが無線制御ユニットです。文字通り無線で接続することによって操作場所の自由度を高め、力を入れて作った部分を間近で見られます。

無線制御できる製品は数多く市販されていて、定番メーカーのものだと電源供給部分とコントローラーが分離可能なタイプです。その2つを合体させておくと、固定パワーユニットとしても使用できます。そして、コントローラーには基本的なダイヤルによる速度調整と進行方向変更だけでなく、ポイント切り替えボタンもあるので、レールが複線になるような複雑な構造にも対応させやすいです。全ての配線は電源供給部分に繋ぎ、それが無線制御の拠点になるため、その範囲内であればどこからでも操作可能です。
また、その他にもスマートフォンをコントローラーとして使用できるタイプもあります。

鉄道模型の魅力のひとつは色々なものを自作できることで、無線制御のコントローラーの自作も不可能ではありません。無線制御部分に手軽な赤外線を用いれば、コストを大幅に下げられる可能性があります。ただAC電源から供給するため、正しい知識と技術力が必要で外観もメーカー品より劣りがちです。その点を踏まえた上で、購入と自作のどちらが良いかを考えましょう。